ブログ移転のお知らせ 2015.02.21
マンション修繕工事現場ブログにご訪問頂き有り難うございます。
この度、ブログの移転に伴いURLが変更になりました。
移転先のURLは以下の通りです。
http://www.meiwa-renewal.jp/blog/
今後とも現場からの情報を発信して参りますの宜しくお願い申し上げます。
2015.02.21 | Comments(0) | Trackback(0) | 未分類
㈱明和 仙台市宮城野区原町3-5-28 マンションの外壁改修・塗装・屋上防水から大規模修繕工事まで、施工者の立場から様々な情報提供を目的に開設しています。
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2015.02.21 | Comments(0) | Trackback(0) | 未分類
毎年冬によくある室内の結露に伴う漏水ですが、下の階の入居者様よりのご指摘があって漏水対策工事を実施することになりました。3年前にも上の階の漏水が有りましたが同じ症状です。
通常、サッシ内側からの結露により漏水が発生し易いのですが、南面は2重サッシになっていおりサッシ内側が結露したとしてもサッシの下端のスリットから水が排出される様になっています。
漏水の原因は上の階の寝室の床のコンクリートスラブに貫通クラックが有り、外壁内側で結露した水が下の階に流れて天井クロスに至ったものです。床スラブのひび割れはよく見られる光景ですが、このお部屋の場合南東向きのために断熱材のスタイルフオームが貼られていない為、ファンヒーターで一日中室内を暖房していることも有り、特に結露が発生しやすかったと思われます。
対策としては既存のフローリング床材を撤去し、スラブのひび割れとモルタル浮きを調査してエポキシ樹脂の注入工事を実施します。(注入は下の階の天井からも実施します)ひび割れは低圧注入工法とし、モルタル浮きがの場合にはグリスガンにより浮きが完全になくなるまで繰り返し注入を行います。
今回は漏水を完全に止めるため、浮き注入は全注(25本/㎡ 全ねじピン併用)とします。なお、注入作業は①調査・マーキング&座金+剥離シール(漏れ止めの為)②エポキシ樹脂注入③養生日③Cylinder&剥離シール撤去の計4日間を要します。
最後はフローリング床材を貼り戻し、巾木を取付けて工事は完了します。(合計7日間)その他、下の階のお部屋の天井と壁クロスの貼り替えも必要で、漏水の原因となったお部屋は入居者様の専有部の保険、スラブのひび割れ注入などは共用部が適用される保険て対応しました。
施工前
二重サッシになっていてスリットから水が排出されています。
漏水の原因となったひび割れ。
打診調査で浮きの注入ポイントをマーキングします。
ひび割れ・浮き注入マーキング完了。
φ6.0mmドリルで穿孔。
マーキング完了
座金&剥離シール充填完了
ひび割れのエポキシ樹脂低圧注入 幅 03mm以上 1.0mm未満
モルタル浮き注入(ひび割れも併用)
天井面からも同様に注入。
モルタル浮き注入完了(グリスガンによる注入)
ひび割れ・モルタル浮き注入完了。
フローリング床材。巾木の貼り戻し。(遮音等級 LL45)
床注入完了。
天井・壁クロス貼り完了。
関連サイト 「マンション修繕工事サイト仙台」
【仙台で外壁改修、塗装、防水を中心とした大規模修繕工事に特化した明和】
2015.02.07 | Comments(0) | Trackback(0) | 漏水
築年数の経過したアパートや賃貸マンションなどは、長期的な修繕計画が立てられていないケースが多いため漏水による補修工事が発生しやすくなります。本来、漏水が始まる前の定期的な点検と調査及び補修が理想的ですが、管理会社に任せっきりになると手遅れになり漏水に至るケースが多いようです。
今回の漏水はルーフバルコニーから下の階のコンビニエンスストアーとコインランドリーの天井に漏水が有り、お客様が入る場所の為に防水改修工事を施すことになりました。
平場のゴムシート防水層には部分的な補修の跡が有りましたが、北面・西面などでは冬期間に雪や水が残って劣化が進みやすく張り合わせの部分は剥がれ、外壁との取合い箇所のシール箇所は劣化して隙間が生じています。また、4Fのアスファルト押えコンクリート仕上げの笠木やハト小屋は凍害でコンクリートが破壊され、モルタルの仕上げ層がひび割れや剥離が生じています。
改修工法はウレタン塗膜防水改修工法になりますが、平場のゴムシートの不良箇所は撤去して補修し、プライマーを塗ってから補強メッシュを敷いてウレタン樹脂を2回塗ります。立上りはパラペットの顎の部分まで立ち上げ、手摺り取合いの笠木まで塗りこんでからトップコート仕上げをします。
4階のアスファルト押えコンクリート仕上げ部分は平場の伸縮目地を撤去してシールを打替え、密着を強化するためのカチオン系に下地処理剤で平場・立上り全面を扱きます。プライマーを塗布してウレタン塗膜の膨れを防止する為の通気緩衝シートを敷き込み、ウレタン樹脂を2回塗り込んでトップコート仕上げを行います。その際、通気緩衝シートからの空気を逃がすための脱気筒を取り付けます。
凍害で傷んだ笠木やハト小屋は撤去してカチオン仕上げの後モルタル左官仕上げを行い、パラペットと同様にウレタン塗膜密着工法でウレタンを2回塗ってトップコート仕上げとします。
ウレタン塗膜防水改修工法で全面改修を行なった場合は5年間の保証が付くのが一般的です。(漏水・剥がれ・膨れ)
施工前 ゴムシート防水層
施工前 ゴムシートの亀裂及び剥がれ
4階 施工前 アスファルト押えコンクリート仕上げ
施工前 凍害によるパラペット笠木のモルタル破壊
施工前 伸縮目地の押し出し
施工前 凍害によるハト小屋もモルタル破壊
補強メッシュを貼り込んでウレタン樹脂を2回塗布
立上りは顎の部分まで塗りこむ。
トップコート仕上げの後施行完了
伸縮目地シールの打替え完了
モルタル補修の後カチオンでしごいてモルタルで成形
施行完了
施行完了
脱気筒の取り付け完了
施行完了
関連サイト 「マンション修繕工事サイト仙台」
【仙台で外壁改修、塗装、防水を中心とした大規模修繕工事に特化した明和】
マンション大規模修繕工事の中に屋上防水改修工事が含まれていることが多いですが、主な工法は「改質アスファルトトーチ工法」「ウレタン塗膜防水」「塩ビシート機械固定式工法」の3種類が挙げられます。
一般的に既存の防水工と同じ工法による改修が原則ですが、耐久性の向上や施工性の良さなどにより「塩ビシート機械工程式工法」が採用されるケースが良く有ります。この工法は「アスファルト防水押えコンクリート仕上げ」「露出アスファルト防水」「シート防水(塩ビシート・ ゴムシート)」のいずれの既存防水層にも施工が可能で、場合によっては「ウレタン塗膜防水層」にも可能です。
但し、塩ビシートをスラブに固定するときにドリルを使って穿孔し、固定用のディスクを取り付ける必要があり、ディスクには接着剤が付いていてIH加熱器で確実に塩ビシートを固定します。その為どうしても騒音は避けられず、屋上階の入居者様には特にご不便をおかけすることが有り、施行に当っては時間帯や曜日に配慮し、予め騒音の発生する作業時間帯の事前の案内が不可欠です。
施工のポイントは、塩ビシートを平場からパラペット天端まで立ちあげて貼り込み、端末はシール処理した上でアルミ笠木を復旧します。また、ハト小屋や架台の立上り箇所はフラットバーで使途を固定し、シール処理して防水性と確保します。
この工法のメリットは、他の工法と比べて耐用年数が長く定期的な保護塗装などのメンテナンスが不要で、施工の際にはウレタン塗膜防水の様に天候に左右されることが少なく、比較的短い工期で施工が可能なことが挙げられます。
塩ビシートの耐用年数はシートの厚さで異なりますが、屋上防水改修工事の際には「非歩行用」の1.5mmが一般的です。工事保証は全体を施工した場合に10年間となっています。
なお、2回目以降のシート防水改修工事の際には既存防水層の重量計算が必要で、規定の重量をオーバーしている場合にはシートの撤去が必要になります。その為、撤去費用や廃材処分費が加わりますので施工単価は高くなります。
施工前
高圧洗浄
ハト小屋ウレタン塗膜防水
パラペットアルミ笠木の取り外し
シート端末のフラットバー押え
通気緩衝シートの上からドリルで穿孔
1固定用のディスク取り付け
通気緩衝シート固定完了
改修用ドレン取り付け
塩ビシート敷き込み
IH加熱器で塩ビシートを固定
塩ビシート固定完了
シート端末を接着固定
架台・ハト小屋などの出隅を塩ビシート貼り
アルミ笠木復旧
施工完了 平場
施工完了 パラペット立上り
施工完了 改修用ドレン取り付け
施工完了 全体
関連サイト 「マンション修繕工事サイト仙台」
【仙台で外壁改修、塗装、防水を中心とした大規模修繕工事に特化した明和】
マンションの漏水事故は様々ですが、今回は外壁側から内部の床に漏水した件で調査・漏水対策を行いました。
当初はサッシ廻りのシーリングの劣化や磁器タイルの亀裂などを疑いましたが、結果は外壁を貫通しているファンヒーター用排気筒穴のキャップの緩みが原因でした。本来、プラスチックのスリーブキャップは屋根のあるバルコニー内の外壁であれば問題有りませんが、雨掛かり箇所に設置するのはには適しません。
プラスチックのスリーブキャップは外部より取り外しができるようにフタが付いており、ねじ込んだフタが劣化してくると緩んでしまって隙間を生じ、風の強い時には室内側に漏水が発生します。外部用としてはSUS製のビス止め式のスリーブキャップを使うべきで、今回は高所作業車を使って交換作業を行いました。どうしても貫通部にキャップを残したいときにはSUS製のフードカバーを加工して取付けます。
また、エアコン室外機の設置の際にサッシの一部を開けて冷媒管を通すケースが有りますが、貫通部廻りを樹脂系の粘土で塞いだ場合、経年劣化でヒビが入っったり剥離して漏水に繋がるケースが有ります。手の届く範囲であれば粘土の交換も可能ですが、仮設足場が必要になると簡単には出来ません。
屋上や外壁からの漏水の原因を突き止めるのが以外と難しく、中々特定ができない場合には漏水試験を実施することになりますが、その場合でも可能性のある箇所を絞り込むのに苦労します。
しかし、漏水事故は入居者様は勿論賃貸のオーナー様にとってもダメージが大きく、今回の場合賃貸に出来ない期間が長くて収益面ではマイナスです。
キャップ下の床に漏水が発生。
キャップが緩んで隙間が生じています。
コード類を通す事は厳禁。
冷媒管の貫通部も漏水に繋がりやすい部位。
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2014.07.26 | Comments(0) | Trackback(0) | 漏水
最近の機械式駐車場のパレット・柱・梁等が溶融亜鉛メッキ仕様(いわゆるドブメッキ)で耐用年数は20~25年と言われていますが、初期のモデルは塗装仕様の為発錆・腐食が進みやすく、7~8年後位には塗替えの必要があります。最近仙台では冬期間道路での融雪剤の使用が多くなり、パレットは腐食が早まって5年位の周期での塗替えが必要です。特に、縞鋼板や平板(t=3.2位)のパレットは車重でタイヤ周りが少し凹んでしまうと水が溜まりやすくなり、特に湿気の多い地上階やピット内では発錆・腐食が進行しやすい環境です。
長期修繕計画で塗替えを実施していれば理想的ですが、そのまま見過ごされてパレット上端の縞鋼板やタイヤの車止が腐食に至っているケースが少なく有りません。特に2回目の塗り替え時には腐食して鉄板が薄くなって強度不足となり、最悪の場合には安全性が低下して車の乗入が出来なくなる場合も有ります。
特に、地下ピット内のパレットは腐食が見過ごされやすく、パレット下端とフレーム(受け)が腐食すると強度が低下して脱落の危険性が高まり、溶接により補強や補修では対応出来なくなり、パレットの交換あるいは機械式駐車場の解体撤去の選択を迫られる状況になります。その為定期的にパレット下端の点検を行なった方が良いでしょう。
屋外地下ピット3段式の場合は劣化が早く、定期的に適切なメンテナンスがされていないと15年位で解体となるケースが有ります。今後の長期的なメンテナンスコストと稼働率の低下を考慮した場合、解体して平置きの駐車場にするという選択が多くなっています。
解体作業のため駐車場内に仮設足場が必要で、アセチレン・酸素で切断しながら重機で釣り上げて解体します。機械式駐車場は地上3段式、23台スペースで、解体後にはピット内を埋め戻してアスファルト舗装し、平置きの駐車場に変更するものです。
最初は電源を切る必要がある為、動力の三相200Vと消火栓設備用の100V電源を落とし、電気屋さんにケーブルとブレーカーを撤去してもらいます。なお、撤去後には所轄の電力会社への電気容量変更の届が必要で、電気屋さんにお願いして申請します。また、完了後には電力会社の立会い確認が必要です。
切断作業はアセチレン・酸素を使う為に隣家との間には防炎シートで養生し、道路側には誘導員を配置して歩行者の安全対策を講じます。朝と3時頃の通学時間帯にはお子様が通るなど、近隣を含めた安全対策を立てて作業を進めます。
解体作業は消火栓設備を撤去して上段のパレット・梁・柱パレットの順に解体し、次に地上階から地下ピット内の解体へと進んでゆきます。アセチレン・酸素を使った作業は騒音の発生は有りませんが、ハンマーなどを使った作業も必要なため騒音は避けられません。
なお、地下ピット式駐車場の解体の場合ピット内を埋めて転圧しますが、ピット内の水を抜く為の排水穴を設ける必要があります。その為、ピット内のスラブにφ120のコア抜きを行います。
ピット内は30cmごとに埋め戻して締固めを行い、6層を繰り返した後10cmの路盤工(砂利を敷いて締固め)し、最後に5cmの表層工(アスファルト舗装)を行なってローラー・ランマで転圧を行います。
駐車場のラインの間隔は車幅平均2.5m・長さ5.0mが標準ですが、マンションによっては十分な車幅スペースが確保できず、2.35m位の場合もあるようです。溶着式ライン引きはアスファルト面にプライマーを塗り、一部のラインや文字をガムテープで養生し、その後機械で一気に引いて行きます。施工後の2分後には固まってしまい、すぐに車両の乗り入れも可能となります。
工事にあたっては安全第一を最優先し、騒音の発生や粉塵の拡散を防止することは勿論、安全通路の確保や騒音の発生について入居者様・近隣への事前の告知や丁寧な説明が必要です。
施工前 地下ピット式3段 23台
施工前 使用中止となったパレット
施工前 パレット下端と受けの取合いが腐食すると溶接による補強や補修が困難です。
内部に仮設足場を設置
アセチレン・酸素で柱・梁・パレット・ゲート・チェーンなどを切断
梁・柱の次にパレットを解体
2段・1段目解体完了
地下ピット内の梁・柱を解体
地下ピット内の梁・柱を解体完了
ピット内スラブの水抜き用穴の穿孔 φ120
穿孔完了
ピット内埋め戻し 6層(各層 30.0cm)
ピット内締固め
路盤工 締固め
路盤工 締固め完了
舗装工 路盤締固め
舗装工 路盤締固め
舗装工 路盤敷き込み完了
表層工 敷き込み
表層工 締固め
表層工 t=50mm
表層工 締固め
表層工 締固め完了
車止取付け
駐輪場ライン引き
ライン引き完了
関連サイト 「マンション修繕工事サイト仙台」
【仙台で外壁改修、塗装、防水を中心とした大規模修繕工事に特化した明和】
マンションの機械式駐車場のパレットは塗装仕上げの場合と、亜鉛メッキ仕上げでその耐用年数は大幅に異なります。初期のモデルは殆どが塗装仕上げにため、3年から5年位でパレットの上端の発錆・腐食が見られるようになります。長期修繕計画で3年毎くらいに塗替えが行われていれば良いですが、殆どの場合発錆から腐食に至るような時期に塗替えが行われいます。
パレットの上端はt=3.2mmの平板又は縞鋼板で出来ていますが、最も腐食が起こりやすい箇所は前輪と後輪のタイヤの位置です。車重により鉄板に僅かな凹みが出来るため、水が貯まると乾きにくい状況です。特に縞鋼板は水の掃けが悪いため錆びやすく、地下ピットのパレットは腐食に至るケースが多いです。
仙台は近年冬期間に道路での融雪剤の使用が多くなり、車輪や泥除けに付いてきた物が落下すると次第に凝縮され、特に腐食を促進させるケースが多い様です。
最も大事な工程はサビの除去ですが、ケレン3種と呼ばれる電動工具を使用する作業で、活膜(生きている塗膜)は残して脆弱部を全て落とす作業です。通常はカップワイヤーという金属の回転ブラシで落としますが、腐食が進んでいたり錆の層が1.0mm以上有るような場合にはハンマーを使って打撃を加えます。
但し、住宅地のなかで大きな音が出るとご近所からクレームになることも有り、事前の告知などにより近隣対策には十二分なた対策が必要です。また、作業の際にはケレンカスの飛び散りや塗料の飛散が考えられるため、全ての車輌を1ヶ月間ほど移動して頂く必要があります。
今回は屋外の駐車場で特に腐食が進み、3段式20台の中で9台は車輪の載る箇所を平板(t=3.2)で重ね張り溶接を行い、端部をシール処理して塗装仕上げとする仕様です。腐食した後輪の鉄板で出来た車止は全て撤去し、専用の樹脂製の車止に交換します。
塗装仕様は2液タイプの速乾タイプのエポキシ錆止めを塗布し、2液ウレタン樹脂塗料(強溶剤系)2回塗りで仕上げます。塗膜厚が付いて錆止め剤は乾きにくい為、地下ピット内での塗装作業は速乾性の錆止め剤が有効です。
パレットの上端・下端・ゲート枠・メッシュフェンス・縞鋼板周辺部を3回塗りで仕上げ、古くなったナンバーシール等を張り替え、管理組合様の集光検査を経て工事は完了します。
なお、縞鋼板・平板は腐食すると完全なケレンは困難で、錆止めを塗布しても再び発錆が進みやすく止めることは出来ません。浸透性の錆止め剤の併用などもある程度有効ですが、腐食が進んだ場合には早めに溶接による鉄板の重ね張りを選択したほうが良いと思われます。
施工前
施工前
施工前 後輪の車止
ケレン作業 ハンマーで浮いた塗膜を打撃
ケレン作業 カップワイヤーブラシによる除去
ケレン完了状況
ケレン完了状況
腐食した降臨車止の撤去
車止撤去完了
平鉄 t=3.2の敷き込み
溶接作業
溶接作業完了
溶接作業完了
溶接端部へのシール処理(変性シリコン)
シール処理完了
エポキシ錆止め塗布完了
エポキシ錆止め塗布完了
エポキシ錆止め塗布完了
中塗り 2液型ウレタン樹脂塗料
中塗り完了
上塗り 同上
シール貼替え完了
後輪車止取り付け完了
施工完了
【材検】 錆止め エスコLTC 仕上げ材 アスレタン (関西ペイント)
関連サイト 「マンション修繕工事サイト仙台」
【仙台で外壁改修、塗装、防水を中心とした大規模修繕工事に特化した明和】
マンション大規模修繕工事の際には磁器タイルの張替えや注入工事が有りますが、最後にエフロレッセンス防止の為目地の酸洗い及び磁器タイル面の洗浄を行います。通常、タイル目地の酸洗には弱塩酸を使い、タイル面の汚れはアルカリ系から酸性系までその汚れの状況により専用の洗剤を使い分けます。
今回の漏水の原因は屋上パラペットPC笠木廻りのシール劣化のため、PC笠木天端のジョイント部のシールを打替え、磁器タイルとPC笠木の取合いシールも打ち替えた後ウレタン塗膜防水処理します。
しかし、築後20年から30年もたった磁器タイル面のエフロレッセンスは固く硬化し、通常の洗浄作業では落とすことが出来ません。その為、タイル面に付着した箇所を皮すき・ハンマー・ディスクサンダーを使用して除去し、専用洗剤で落として仕上げます。
今回は足場のない箇所での除去作業のため、ガラス窓清掃用の「ブランコ」を使用した特殊な作業のため、地上の工事範囲区域はカラーコーン&バーを設置し、誘導員を配置して安全に作業を進めます。
関連サイト 「マンション修繕工事サイト仙台」
【仙台で外壁改修、塗装、防水を中心とした大規模修繕工事に特化した明和】
仙台市内の分譲マンション震災復旧工事は昨年でほぼ終了した感が有りますが、賃貸マンションやアパート等はまだこれからという所も多いようです。特に、外壁タイルの浮きやひび割れ補修が手付かずで、そのまま放置されているケーも見られます。
今回のアパートのオーナーさんは首都圏在住の為、中々改修工事に着手出来ずにおられましたが、弊社のHPをご覧頂いて工事のご契約を頂きました。
建物は鉄骨造りのALC外壁に磁器タイルを張った仕上げですが、鉄骨構造3階建てのアパートは震災の揺れがお大きかった様で、タイルのひび割れが多数生じて漏水に至る状況でした。特に、基礎とALCの取合いヶ所損傷が激しく、原因はALC]が大きく動いたためタイルに亀裂が生じたものです。
補修の工程は、タイルを斫り取ってALCの欠損箇所を「サンモールC」という専用の補修材で修復し、基礎とALC都の間のひび割れはUカットシールを行なってから下地を戻します。
磁器タイルタイルは弾性のあるシリコン樹脂系のボンドで貼り付け、目地モルタル詰めを行ってからエフロ流出防止のために酸洗いを行い、タイルの打継ぎ目地とサッシ屋鋼製建具廻りのシールを打替えを行います。
最後に磁器タイル全面を薬品洗浄し、各戸の玄関扉の硬質塩ビシート貼りを行なうと見違えるように綺麗に仕上がりました。1階はオーナー様の親戚宅ということも有り、お客様には大変高い評価を頂きました。
なお、ALC外壁の場合はRC造りと異なりタイル浮きの場合のエポキシ樹脂注入は出来ませんので、全て斫り取って剥がして張り戻します。
今回の作業は施工前・工程・施工完了全てをデジカメに収め、工程が解りやすいように編集の上施主様に送付させて頂きました。
玄関扉 施工前
玄関扉 硬質塩ビシート貼り完了
関連サイト 「マンション修繕工事サイト仙台」
【仙台で外壁改修、塗装、防水を中心とした大規模修繕工事に特化した明和】
最近のマンションは手摺や笠木・面格子・フェンスなどはアルミ製品がほとんどの為、錆や腐食は起こり難く耐久性が有り塗装の必要は有りませんが、築後25年以上過ぎているマンションの場合はその多くがスチール製となっています。従って、外部に面する(雨掛かり箇所)の鉄部は5年毎の塗替えをお勧めしています。(亜鉛メッキ仕様の場合は20年~25年位の耐久性が有ります)
マンション大規模修繕工事などでは、一般的に鉄部塗装の場合にはケレン+エポキシ錆止め+弱溶剤系のウレタン樹脂塗料2回塗りが一般的な仕様になっています。ウレタン樹脂塗料は以前使われていたSOPと比べて耐候性が良く、乾きが早く作業性も良い為広く使用されています。
今回は、マンションのモニュメントの塗り替えでしたが、塗膜剥がれ・変退色・発錆・不腐食が進行し、12年ぶりの塗替えとなりました。既存の塗膜はウレタン樹脂塗料ですが、高級感と美観の向上を目的としてグラファイトペイント(関西ペイント)を提案し施工させて頂きました。
この塗料の特徴は樹脂に微細なアルミの粉末が混入されており、独特の艶が有って優雅な風格の有る仕上りが得られることに有ります。耐候性にも優れて殆ど白亜化を起こさず、長期間に渡り変色・退色が有りません。
鉄骨階段の塗替えに使用されるケースも有りますが施工例はあまり多くは有りません。唯一の欠点としては、塗膜が比較的柔らかくてキズが付きやすく、耐摩耗性には弱い点が挙げられます。
今回の補修塗装は、腐食した鉄板を貼り替えた後にケレン(電動工具で錆を落とす事)してエポキシ錆止めを行い、グラファイトペイントを2回塗って仕上げます。
なお、鉄板の溶接箇所には雨水の侵入防止の為変性シリコンでシール処理し、モニュメントの下端にはφ10.0mm位の水抜き用の穴を開けておきます。
施工前 鉄板の腐食
施工前
鉄板の撤去 エポキシ錆止め塗布
刷毛塗り作業が殆ど
鉄板の張替え完了
グラファイトペイント2回塗り完了
施工完了
施工完了
関連サイト 「マンション修繕工事サイト仙台」
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